
【かなり危険?】大統領選挙に伴う”インドネシア抗議デモ”について 〜現地からの独自のルートで情報を入手〜
こんにちは、Stellaです。
今回の記事は、インドネシアの抗議デモについてです。
日本人の皆さんにぜひ読んでもらいたいと思っています。
それではさっそく見ていきましょう。
まずはこの動画をご覧ください
ただし、心臓の悪い方はお気を付けください。
これが今インドネシアで起きている現状です。
デモが発生した理由
ポイント
今回、インドネシア各地で大規模なデモが発生した理由を簡単にまとめると、
大統領選で現職のジョコ・ウィドド大統領が再当選し、
選挙結果に意義のある人々が抗議活動をした。
解説
5月21日、インドネシアでは大統領選の当選結果が発表されました。結果は、現職のジョコ・ウィドド大統領が55%の支持で当選。それに対して、敗れたジョコ大統領の長年のライバルであるプラボウォ・スビアント氏は”この選挙結果は不当”とし、憲法裁判所へ訴えると述べました。
この選挙結果を受けスビアント氏を支持する人々が、ジョコ大統領側に不正があるとしてスビアント氏の選挙本部前に集結。その後総選挙監視庁前に移動し抗議をしました。
同日夜には、警察が抗議者に解散するよう警告をしましたが、事態は次第に暴徒化しました。

デモの大きさ
負傷者、死者数
2019年5月24日正午現在の負傷者と死者の人数
負傷者数:約200人
死者数:インドネシアのマスメディアによると6〜8人、抗議者グループによると16〜18人とされています。
直接的な被害状況
現在、抗議者、治安部隊の双方にけが人が出ています。投石、放火、火炎瓶などによる被害、治安部隊による催涙弾 、ゴム弾などによる負傷。他にも警察車両や交番なども放火されています。

SNSの規制
抗議デモに関するデマニュース防止のために、インドネシア政府はSNSなどのソーシャルメディア通信規制をインドネシア全域で行なっています。また、携帯電話会社に写真や動画の送信を遮断するように要請しました。
それによりインドネシアで利用率の高いInstagram、WhatsApp、Twitterなどの対話アプリが使えない状況が続いています。
今回のこの規制は、SNSによる呼び掛けで抗議集団が集結するのを防ぐ目的もあるようです。
なお、この規制は治安が安定するまで続けることを政府は発表しています。
冒頭で紹介したYouubeの動画は、現地の友人にVPNを使って送ってもらいました。
現地在住インドネシア人からのコメント
とても悲しい
私はとてもこの事態をとても悲しく思います。死負傷者がたくさん出ており、ほとんどのインドネシア人がこのデモにより被害を受けました。早くインドネシアに平和が訪れてほしい。
イスラム教への印象
私はこのデモはとても悲しい。多くの負傷者を出したことはもちろん、彼らはイスラム教をほかの宗教の人たちに悪く見せています。
政府による殺人
今回総選挙により起きたデモで多くの死負傷者が出ました。彼らは政府に対して抗議し、それにより怪我をしました。私たちの政府が自ら市民を殺すのを見たくない。治安が安定することを願う。
認めない政府
政府は不当があったことを認めません。良いふりをしているので一部の市民からは支持されている。
さまざまな意見がありますが、ここで感じるのはインドネシア人は自国の政治にしっかりと向き合っているということです。
日本は毎回選挙参加率がとても低いですが、インドネシアの選挙では投票率が70%を超えることもよくあります。
まとめ
私の親友が現在インドネシアへ留学しており、現地には数百人のインドネシア人の友人が暮らしています。今回、デモが起きたことを知りとても心配になりました。
私は日本でこのデモに関する報道が少ない印象を受け、より多くの日本人に知ってほしいと思いました。
そして、インドネシアは本来危ない国ではないことも同時に知ってほしいと思っています。これからもインドネシアに関する記事を定期的に更新するので、ぜひ読んでいただきたいです。
インドネシアジャカルタ観光モデルコースは こちら
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
