
歴史を旅する 古都マラッカ観光モデルコース
こんにちは、stellaです。
皆さんはマレーシア・マラッカ(ムラカ)をご存知ですか?
マラッカはマレーシアの中でも特に歴史を感じることのできる古都です。
そんな古都マラッカで感じる時間は穏やかで、まるで異世界にいるようです。
今回は、マラッカ観光のモデルコースをご紹介したいと思います!
それでは早速見ていきましょう!
マラッカとは?
マレーシアの南西岸に位置するマラッカ州の州都です。下の写真の赤丸で示したところがマラッカ。

マラッカは1400年頃マラッカ王国として繁栄後、400年以上に渡りポルトガル、オランダ、イギリスに支配され独特の文化が形成されました。
2008年にはマレーシア初のUNESCO世界文化遺産に登録され、観光地として人気が高まっています。
クアラルンプールからはバスで約2時間、乗車運賃も約¥1,000と安いので、日帰り観光も可能です。
モデルコース
・9:00-マラッカバス停 到着
|バス10分
・9:10-オランダ広場 到着
・9:20-オランダ広場 出発
|徒歩1分
・9:25-スタダイス 到着
・10:25-スタダイス 出発
|徒歩5分
・10:30-セントポール教会 到着
・11:00-セントポール教会 出発
|徒歩5分
・11:05-サンチャゴ砦 到着
・11:25-サンチャゴ砦 出発
|徒歩15分
・11:40-オランダ広場周辺で昼食
・13:00-出発
|徒歩5分
・13:05-キリスト教会 見学
・13:35-キリスト教会 出発
|徒歩10分
・13:45-ババニョニャ博物館 見学
・14:20-ババニョニャ博物館 出発
|徒歩5分
・14:25-チャイナタウン 散策
見どころを解説
オランダ広場

オランダ広場は、18世紀オランダ統治時代にマラッカの中心に造られた広場です。石畳の道路の周りに教会、時計台、噴水などの歴史的な建物がたくさん並んでいるのが特徴です。
赤を基調としたこの広場は、造られた当初は白色をしていましたが、のちのイギリス統治時代に現在の姿になりました。
スタダイス
スタダイスは、オランダ広場に面しているマラッカ歴博物館です。
1650年にオランダ総督邸として建立されました。
マラッカがどのように栄えていったのか、その歴史について詳しく展示されています。
【スタダイスの基本情報】
- 開館時間:9:00〜17:30
- 入場料:10リンギット=約¥260
- 住所:Jalan Gereja, Bandar Hilir, 75000 Melaka,Malaysia
セントポール教会
セントポール教会はオランダ広場から徒歩5分、丘の上にある教会です。

1521年にポルトガルによって建立されたこの教会は、フランシスコザビエルの遺体を一時的に安置していたことで有名です。
現在は屋根が朽ち果て、壁と暮石だけが残っています。その理由は、もともとカトリック教会として建立されたものの、のちに統治したイギリスがプロテスタントが多数派で、カトリック教会の修繕工事をしなかったからです。

教会の前には、ゆかりの人物フランシスコ・ザビエルの右手のない像があります。
右手の所在については諸説あります。
当時ザビエルが亡くなったと連絡を受けたローマ教皇は、その事実を疑い右手を送るように指示したことから、像を建てるときも右手を付けなかったというもの。
もう一つが、像が建てられたあと楠に雷が落ちて像に倒れ、右手が折れてしまったというもの。
建物内の2メートルを超える暮石は、宣教師たちの名前が彫られているとのこと。日本人の名前も刻まれているという噂もあります。

セントポール教会のある丘からは、マラッカの街と、マラッカ海峡を一望することができます。

古い歴史と景色の良さがおすすめしたいポイントです!
【セントポール教会の基本情報】
- 開館時間:24時間
- 入場料:無料
- 住所:Jalan Kota, Bandar Hilir, 75000 Melaka, Malaysia
サンチャゴ砦(ファモサ)
セントポール教会がある丘の麓にあるのが、このサンチャゴ砦です。
1511年、ポルトガル統治が始まったと同時に建設が始まり、ポルトガル軍の要塞として使われました。

建立された当時は、砦のすぐ近くまでマラッカ海峡の海が広がっており、海からの攻撃を防ぐ最前線として活躍しました。もともと4つあった要塞も、現在残っているのはサンチャゴ砦のみです。

重みのある建物、長い歴史を感じる壁は見る価値があります!
【サンチャゴ砦の基本情報】
- 開館時間:24時間
- 入場料:無料
- 住所:Jalan Parameswara, Bandar Hilir, 78000 Alor Gajah, Melaka, Malaysia
キリスト教会
マレーシアはイスラム教の人口が多い国ですが、マラッカはキリスト教会が多く存在します。
そんな中で、マラッカのシンボルとも言えるこのキリスト教会。オランダ広場に面しており、赤い壁に白色の十字架はすぐに目に留まります!

1753年にオランダ人によって建立。天井の梁は一本の木からできているのだとか。
歴史と建築技術の素晴らしさを感じることができます。
【キリスト教会の基本情報】
- 開館時間:9:00〜17:00
- 入場料:無料
- 住所:Christ Church Melaka,Jalan Gereja Melaka, 75000 Malacca, Malaysia
ババニョニャ博物館

このババニョニャ博物館はチャイナタウンの入り口に位置し、華人とマレー人の子孫が創り出した文化(ババニョニャ文化)を展示した博物館です。
建物は、100年以上前に裕福なババニョニャが私邸として建立したものを一般公開しています。
【ババニョニャ博物館の基本情報】
- 開館時間:10:00〜13:00、14:00〜17:00
- 入場料:18リンギット=約¥500
- 住所:48-50, Jalan Tun Tan Cheng Lock, 75200 Melaka, Malaysia
- 館内撮影禁止
チャイナタウン
プラナカン文化を思わせる建物が並ぶチャイナタウン。

華人とマレー人の子孫たちにより栄えたチャイナタウンは、おしゃれなカフェがたくさんあります。
観光の途中に訪れてみてください!
費用
ここでは1人分で計算をします。
【食費】
昼食代:約¥1,000
【交通費】
バス代:約¥300
【入場料】
約¥760
【合計】
約¥2,060
旅におすすめ!
まとめ
マラッカはマレーシアの歴史を語る上で、最も重要な場所。
穏やかに流れる時間は、日頃の忙しない生活を忘れさせ、疲れを吹き飛ばしてくれます。
歴史はもちろん、マラッカは夜の姿も美しいので時間がある方は是非楽しんでください。

マレーシア旅行の準備で困ったらマレーシアを旅して役に立ったアイテムをご覧ください。
ありがとうございました!