
ハノイの世界遺産 タンロン遺跡を楽しむ
こんにちは、stellaです。
ベトナムにはいくつかの世界遺産があります。その中の1つであるタンロン遺跡をご存知ですか?
タンロン遺跡はハノイにあるベトナム王朝の王城跡で、貴重な遺跡を見て歴史を感じることができます。
では、早速見ていきましょう!
タンロン遺跡
タンロン遺跡は2003年、21世紀になってからベトナムの首都ハノイ中心部で発見された遺跡群です。
1010年〜約800年に渡ってこの場所に置かれていたベトナム王朝の遺跡です。約800年間この場所に王朝が置かれていたため、各時代の遺跡が重なっているのが特徴です。
2010年にはユネスコ世界文化遺産に登録され、日々観光客に注目されています。
アクセスと基本情報
- 住所:Số 19C Hoàng Diệu, Quán Thánh, Ba Đình, Hà Nội
- 営業時間:8:00~11:30、14:00~17:00(各々入場は終了の1時間前まで)
- 休業日:月曜日
- 入場料:30,000ドン
タンロン遺跡は首都ハノイのほぼ中心部に位置しています。
ハノイ市内に滞在しているのであればタクシーで訪れるのがおすすめ。特にGrabが便利で良いでしょう。
ホーチミン廟、文廟などの有名観光地からは徒歩でアクセスでき、ハノイ駅からも徒歩約10分です。
入り口
タンロン遺跡の入り口は遺跡の西側にあります。下の地図の☆印のところが入り口です。

入り口を入るとチケットカウンターがあるのでそこでチケットを購入します。


チケットカウンターで購入すると、ICカード型のチケットを渡されるので機械にチケットを挿入して入場します。

見どころ
端門(ドアンモン)

まず、入場すると大きな広場がありその先に最初に見えるのが第一城壁に配されていた正門である端門です。
黎朝に建設された端門は、皇帝が禁城を通る出入り口として建てられました。
門の上に築かれた楼閣は登ることができ、そこからの眺めはとても良いです。
D67の革命ハウスと地下壕

タンロン遺跡の中ではかなり新しい建物がD67の革命ハウスと地下壕です。1967年に建設されたD67はベトナム戦争中にベトナム共産党政治局、中央軍事委員会、国防省の重要な会議が行われた場所です。

この建物にはベトナム国防省総参謀本部の作戦指揮情報センターと呼ばれる地下壕があります。
とても地下深いところに作られており、ほぼ当時と同じ状態で保管されています。

冷房はありませんが、冷んやりとして肌寒いです。
会議室の壁には、ベトナム戦争の戦況や地図、ホーチミンの肖像画などが掛けられています。
後楼

後郎は、グエン朝に建設されフランス植民地時代に改築された姫の楼です。
中に入ることができ上にも登れますが、殺風景で何もありません。
しかし、ずっしりとしたその見た目は見る価値があります。
敬天殿(ディエン・キン・ティエン)

敬天殿は皇帝と朝臣らが政治を行う場所です。
石段には立派な龍の彫刻があり、昇り竜(タンロン)を象徴する龍の手すりとされています。
現在、敬天殿の建物は残っておらず、石段の上にある建物はフランス植民地時代にフランス軍が使用したものです。
展示室

端門を通過すると最初にある建物が展示室になっています。
ここには、遺跡から出土した陶磁器などが展示されています。

広い展示室ではありませんが、とても価値のあるものを近くで見ることができます。
まとめ
何時代にも渡って栄えた王朝の遺跡は、見どころ満載です。
タンロン遺跡は非常にアクセスしやすく、旅の途中に寄ることもできます。
観光の目安時間は約1時間で、じっくり見ようとしたら2時間くらい必要です。
ぜひ一度訪れてみてください。
ありがとうございました。