【バックパッカーが教える地理・歴史】インドネシア首都移転か。いつ?理由は?〜現首都ジャカルタから東カリマンタンへ〜

みなさん、こんにちは!

インドネシアという国はご存知ですか?名前は聞いたことがあるけど、どんな国か知らない人が多いのではないでしょうか?

私たち日本人はインドネシアについて知らない人が多いですが、実は親日国だったりします。インドネシアについては別の記事で詳しく解説してあるので、そちらをぜひご覧ください!

親日国インドネシアとは?

そんなインドネシアは、最近首都を移設すると発表しています。日本でもネットニュースで掲載されるようになりました。私は、インドネシアの友人から、首都移設に関する情報を得たのですが、今回はインドネシアの首都が移設される経緯などを、歴史や地理を踏まえて解説したいと思います。

それでは、早速本題です。

そもそもインドネシアとは?

  • 面積:日本の約5倍
  • 人口:約2億5,000万人
  • 首都:ジャカルタ(ジャワ島)
  • 民族:約300種族
  • 言語:インドネシア語など
  • 宗教:イスラム教87%、キリスト教10%、その他
  • 通貨:ルピア(¥1=130ルピア)

インドネシアは、東南アジアに位置するASEAN加盟国の国です。

数千もの島で構成されており、約300種族いる民族にそれぞれ独自の言語があると言われています。

人口は日本よりはるかに多い2億5000万人で、その多くはイスラム教徒です。

有名観光地は”バリ島”。みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?バリ島は海が綺麗なリゾート地で、ヒンドゥー教徒が多い島です。

他にも、コモドドラゴン(オオトカゲ)で有名なコモド島、ピンクビーチで有名なフローレス島、ジャワ島にあるボロブドゥール寺院、ジャコウネコのフンから採れる稀少なコーヒー「コピルアク」など、意外と有名なものがたくさんあります。

首都は移転されるのか?いつ?

友人が、「近いうちにジャカルタ(ジャワ島)からカリマンタン島(日本ではボルネオ島と呼ばれる)東カリマンタン州へ首都が移転する」と言っていました。これは事実なのでしょうか。

調べてみると、インドネシアの「首都移転」は長年検討されており、2019年8月26日にジョコ大統領が正式に移転を発表したそうです。

2024年から移転を開始する予定であると、時期についても正式発表していることから、移転計画はほぼ間違いなく行われているでしょう。

では具体的にどのような理由で移転されるのか、メリット・デメリットなども解説したいと思います!

首都移転の理由 渋滞や人口密度が関係?

ジャカルタはビルが建ち並び、ハイウェイ整備などが盛んに行われていました。特に今年に入って地下鉄が開通したり、路線バスもあり、今後ますます発展していくことが予想されていました。

インドネシア経済の中心地であるジャカルタから、首都をカリマンタン島東カリマンタン州へ移転する理由は一体何でしょうか。

渋滞の多さとインドネシア経済

2億5000万人いるインドネシアの人口のうち、1億4000万人が首都のあるジャワ島で生活しています。人口密度は980人/km2と言われており、首都ジャカルタにインドネシアの人口が集中していることがわかります。イメージとしては、ジャカルタの面積が東京23区とほぼ同じなので、東京都に日本の全人口が密集しているということです。

そうした中、ジャカルタで問題になっているのが渋滞です。

一般人が所持している車やバイクを全て稼働させると道路が埋まると言われており、ほぼ毎日どこかで渋滞が起きています。

渋滞が起きると、例えば商品を届けられない、出勤遅れによる損失など様々な経済的損失が生まれます。

ジャワ島の渋滞による経済損失額は年間100兆ルピア(約8400億円)と言われており、ジャカルタの人口増加に伴う損失は大きいことがわかります。

ジャカルタ、ジャワ島の渋滞緩和やインフラの負担を減らすことが首都移転の1つ大きな理由です。

排気ガスによる大気汚染対策?

先ほどから述べているように、ジャカルタは車やバイクの台数が非常に多いです。

そのため、大気汚染の度合いが世界最悪とも言われています。

そういった大気汚染を少しでも解決しようという動きが取られています。特に、最近になってSDGs(持続可能な開発目標)が騒がれるようになりました。

SDGs17の目標の中に、「気候変動に具体的な対策を」や「陸の豊かさを守ろう」などの項目があります。これらの目標達成のためにも、大気汚染対策は重要なのでしょう。

ジャワ島とそれ以外の経済格差も理由?

インドネシアでは、首都があるジャワ島とそれ以外の島の経済格差が広がっていると言われています。

経済格差による都市への人口移動が、ジャワ島に人口が密集する理由にもつながっていると思うのですが、その拡大している経済格差を少しでも縮小しようという動きが首都移転計画でも見られます。

特にカリマンタン島やパプア島、スマトラ島などでは第一次産業、第二次産業が主な産業で、いまだに移動労働問題や低賃金労働の問題を抱えています。

一方、ジャワ島は外資企業が進出している他、様々な第三次産業が行われています。

この島同士の経済格差問題解決が首都移転の理由の1つと言われています。

首都移転のメリット・デメリット

では首都移転のメリットとデメリットについて考えたいと思います。

メリット

  • 人口密集の解決
  • 渋滞緩和による経済損失額の減少
  • ジャワ島内の大気汚染問題の解決
  • ジャワ島とそれ以外の島々の経済格差問題解決
  • SDGs目標達成につながる

デメリット

  • 膨大な費用がかかる
  • オランウータン生息地の減少

カリマンタン島は実はオランウータンの数少ない生息地の1つです。国立公園などで保護活動がされているほど生息地が減少している現状があります。

そんなカリマンタン島に新たに首都を設置し、都市開発を行って良いのかと問題視されているのもまた事実なのです。

ジャカルタの大気汚染対策はSDGsの目標達成のために重要ですが、それによりカリマンタンの自然が破壊される可能性もあります。

日本人は今後どこに注目すべきか

最近インドネシアの経済発展に伴い、インドネシアに進出する企業が増えています。今後首都が東カリマンタンに移転するならば、今のうちからカリマンタン島に進出するのも良いかもしれません。

実際、ジャカルタなどの主要都市から少し離れたところでは、土地が安く、日々地価が上昇しています。

現地在住の友人によると、三階建一軒家を土地込みで400万円ほどで建設できるようです。

首都移転計画失敗などのリスクはありますが、ジャカルタの渋滞による経済損失を見てわかるように、ジャカルタに進出することにもリスクがあります。

今後のインドネシアの動きが楽しみですね!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!

ではまた次回の記事でお会いしましょう!

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