【タイ語初心者必見!】細かいニュアンスを簡単に伝える! 〜タイ語は独学でも話せるようになる〜
こんにちはขนุนことYuseiです!
私は現在、タイ語を始めて半年になります。日本で暮らしながら、独学で勉強をして少しずつ話せるようになってきています。
語学学習をしていると、つい教科書的な表現で会話をしてしまったり、日本語独特の細かい表現(柔らかい言い方や強い口調など)が出来ずに苦労したりすることがあると思います。
今回はタイ語を勉強している人必見!
日常会話をする上で必ず使う表現を今回ご紹介します!
初心者の人は今回の表現を学習することで中級者にレベルアップ、すでにタイ語がわかる方はネイティブレベルになれるかもしれません!
では早速学習しましょう!
タイの敬語? 「です」「ます」
ครับ(Khráp)=クラップ / ค่ะ( Khâ)=カ
タイ語には日本語と同じように敬語があります。
この表現は有名なので既に知っているかもしれません。タイ語の敬語では文末に男性はครับ(Khráp)=クラップ、女性はค่ะ( Khâ)=カ を付けます。
日本語の「です」「ます」に近いニュアンスです。
特に先生や目上の人、お店などで会話するときは必須!
友達との会話で使用することもあるので、必ず覚えなければならない表現です。
ครับ(Khráp)=クラップ / ค่ะ( Khâ)=カ はカタカナで書くと「クラップ」「カ」ですが、男性が使用するクラップは「カップ」「ハップ」「カッ」と聞こえることがあります。
私も最初は「クラップって言ってないじゃん!」と思いました。
ニュースなどのフォーマルの場ではきちんと「クラップ」と発音しますが、日常会話で「クラップ」と発音する人はほとんどいません。
解説すると・・・
タイ語では、”R” ”L”を省略することが良くあるため「ラ」が消えます。さらに、最後の「プ」は口を閉じるだけなので音は聞こえないので「カッ」に聞こえることがあります。人によっては、「Khráp」のKの発音が弱い人がいるので「ハップ」に聞こえることがあるというわけです。
言葉をソフトにする表現
นะ (ná)=ナ
タイ人との会話の中で文末に นะ(ná)=ナ が出てくることが良くあります。
これは、日本語の「〜よ」「〜ね」と同じようなニュアンスで使います。
例えば「OK」と伝えるときに、日本語では「OKよ」「OKだよ」と少し優しい言い方をすることがあります。
それと同じで、
โอเคนะ(OKná)=オーケーナ と使うことができます。
使用例
- ขอโทษนะ( Khɔ̌ɔthôot ná)=コートーナ 「ごめんね」
- ขอบคุณนะ(Khɔ̀ɔpkhun ná)=コップクンナ 「ありがとね」
- สู้ๆนะ(sûusûu ná)=スースーナ 「頑張ってね」
- โอเคนะ(OK ná)=オーケーナ 「OKよ」
- อะไรดีนะ(araydii ná)=アライディーナ 「何がいいかな」
言葉を強調する表現
อ่ะ(à)=ア 「〜だもん!」「〜よ!」
文末にอ่ะ(à)=ア という言葉をつけることでその文章を強調することができます。特に肯定文のときに使います。
この後紹介するอะ(a)=ア とは異なる使い方、イントネーションです。具体的には、肯定文で使うอ่ะ(à)=ア は、上から下に下がるイントネーションで発音します。
使用例
- น่ารักอ่ะ(nâarák à)=ナーラックア 「かわいい!」
- อยากรู้จักอ่ะ(yàak rúucàk à)=ヤークルーチャックア 「知りたいよ!」
- อยากรู้จักคุณอ่ะ(yàak rúucàk khun à)=ヤークルーチャッククンア 「もっとあなたのことを知りたい!」
อะ(a)=ア 「〜の?!」「〜?!」
疑問文の文末にอะ(a)=アをつけると、興味津々に質問しているようなニュアンスで話すことができます。先ほどのอ่ะ(à)=アとは異なり、上下に音程を変えないイントネーションです。イメージは、「あ、そういえば」の「あ」です。
使用例
- ทำไมอะ(thammay a)=タムマイア 「なんでなの?!(興味津々)」
- อะไรอะ(aray a)=アライア 「何?!」「なになに?!」
- ทำไมคุณไม่ไปอะ(thammay khunmâypay a)=タムマイ クンマイパイア 「なんであなたは行かないの?!!!」
ว่ะ(wâ)=ワ 「だぜ!」「ぞ!」(無礼な強調)
肯定文の文末にว่ะ(wâ)=ワを付けると、少し相手を侮辱しているようなニュアンスになります。日本語でいう「だぜ」「だろ」「ぞ」などと同じで、年上の人には使ってはいけません。また、友達同士でも、よっぽど親しい場合にのみ使います。親友を冗談でからかうときや、喧嘩をしているときなどに使われることが多いでしょう。
このイントネーションは少し上がってから下がる音で、「わあ、びっくりした」の「わあ」に近いです。
วะ(wa)=ワ 「〜か?!」(無礼な強調)
先ほどのว่ะ(wâ)=ワと同じように、無礼な強調をするวะ(wa)=ワは、疑問文で使います。
イントネーションは上下に動かない平坦な音です。
使用例
- อะไรวะ(aray wa)=アライワ 「なんだよ!?」
จัง(caŋ)=チャン 「とっても〜」「非常に〜」
このจัง(caŋ)=チャンを文末につけることで、日本語の「めっちゃ」「超」に近いニュアンスを伝えることができます。
使用例
- เร็วจัง(rew caŋ)=レーウチャン 「めっちゃ早い!」
- สวยจัง(sǔay caŋ)=スワイチャン 「とても綺麗!」
เลย(ləəy)=ルーイ 「とっても〜」「非常に〜」
この表現は日常会話の中でかなり使います。เลย(ləəy)=ルーイの意味は「超える」「非常に」「それで」「ルーイ県」などたくさんありますが、ここで使用するのは「非常に、とっても」という意味です。
「大きい」「かわいい」「難しい」などの形容詞を強調するときに使います。
形容詞を直接強調する場合はจังเลย(caŋ ləəy)=チャンルーイ を付け、それ以外はเลย(ləəy)=ルーイ、否定形で強調する場合はไม่…เลย(mây … ləəy)=マイ…ルーイを付けます。
使用例
- น่ารักจังเลย(nâarák caŋ ləəy)=ナーラック チャンルーイ 「とってもかわいい!」
- ยากมากเลย(yâakmâak ləəy)=ヤークマーク ルーイ 「めっちゃ難しい!」
- ไม่มีเงินเลย(mâymii ŋənləəy)=マイミー グンルーイ 「まったく(非常に)お金がない」
- รักคุณที่สุดเลย(rákkhun thîi sùt ləəy)=ラッククン ティースットルーイ 「あなたが一番好き!」
最後に
タイ語には日本語のように細かい微妙なニュアンスを伝えられる言葉がたくさんあります。今回はそのいくつかを紹介しました。
この表現を使えるようになると教科書的な文章だったのが、より生きた会話になり相手との会話の質がかなり上がります!
文末に付けるだけで表現できる、簡単かつ頻繁に使う言葉なので、覚えておいて損はないと思います。
私はまだ学習開始して半年ですが、これらの表現を理解したことでレベル2程度の会話が一気にレベル5くらいになりました。
それではまた次回お会いしましょう!